未分類

フェンシングの太田選手の強さの秘密

投稿日:2011年2月17日 更新日:

23.2.14
文責 髙橋

NHKの番組「アインシュタインの眼」でフェンシングの放送があった。
オリンピック銀メダリストの太田選手のテクニックなどを、ハイスピードカメラが克明に捉えて、彼の強さの秘密を分析していた。
彼は、長身の外国人の選手に如何に勝つかを工夫したと述べていた。

剣道の視点で見ていて、印象に残ったことをまとめてみた。
1 返しの剣の早さ
  相手の剣を払うのではなく、下から巻きあげて突きを返す。突かれるリスクは大きくなるが、確実に相手の剣を払うことができる。返す剣を使う時は、相手が突きを入れてくるように、誘うようにする。相手の剣を巻き上げる位置は、突いてきた剣先が自分の体に近い位置にする。こうすると突きの動作を変更できなくなっている。返す動作は手首の返しだけで行う。

2 得意技の「放り込み」で相手の左肩、右肩、右腋を連続して突いた時の動作の特徴
  手首を使って3点を連続して突いているが、顔の位置が全くぶれていない。眼も動いていない。剣道で言う遠山の目付である。

3 速い突きの動作
  太田選手の突く時のひじの位置の上下の動きが少ない。肘を動かすと突きの動きが遅くなるとのこと。剣道でも八相の構えから打ち込む時に、剣の振りを速くするために、左肘を上下させないで打つことを強調している流派がある。

4 足捌き
  フェンシングでは突いたら直ぐに引く動作になるので、突いて後退する相手を逃がさないようにするため、「下がる・出る」を瞬時に行える強い足腰を鍛えておく。

5 勝負に勝つため
  苦手な相手を作らない。

<script async src=”https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js”></script>

<ins class=”adsbygoogle”
style=”display:block”
data-ad-client=”ca-pub-7344083275312438″
data-ad-slot=”7439188934″
data-ad-format=”auto”
data-full-width-responsive=”true”></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script>

<script async src=”https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js”></script>

<ins class=”adsbygoogle”
style=”display:block”
data-ad-client=”ca-pub-7344083275312438″
data-ad-slot=”7439188934″
data-ad-format=”auto”
data-full-width-responsive=”true”></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script>

-未分類

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

傷心の白鵬がつかんだ「心」

23.1.3文責 髙橋 22年12月22日の読売新聞に載った記事に感動したので、概要を紹介する。それは、不祥事で揺れた相撲界にあって、一人横綱として6場所中5場所で優勝した白鵬が語った「心」について、 …

no image

会津藩校「日新館」の「什の掟」について

12.12.21文責 髙橋 昨日、瀬戸先生と飲む機会があり、日新館の「什の掟」が話題となった。だいぶ前に、窓際(窓端だったかな)太郎が活躍するテレビドラマで、幼稚園の壁に掲げられていたので、ご記憶の方 …

no image

イチロー選手の言葉に触発されて 懸待(けんたい)一如について考える

21.9.16文責 髙橋 9年連続200本安打を達成したイチロー選手に関する読売新聞の記事に、次のような文章を見つけた。「どうすれば、そんなに安打を打てるのか?の問いに、イチローは『手を出すのは最後だ …

no image

重職心得箇条②

文責 髙橋  ②では3条から8条までを載せる。特に、6条の「物の見方」や、8条の「どんなに忙しくとも、忙しいと言わない方がよい。リーダーが忙しいと言うのは恥である。」などは大いに考えさせられる。 3  …

no image

兵法家伝書を読む(Ⅱ)

殺人刀(せつにんとう) その121.12.5文責 髙橋   1 概要前回述べたように、殺人刀は活人剣とともに、新陰流の祖上泉伊勢守が立てた習以外に、石舟斎宗厳、宗矩父子が工夫創案した習(ならい)の外の …

-プロフィール-

-プロフィール-

名前:トオル先生

こんにちは!
プロフィールに写真を載せると言われたのですが、マンガにして貰いました。この方がピントはずれな事も平気で言えますので。
剣道を習っていて、フト是で良いのかなと思ったり、こうしたらどうだろうかと考えることがあるが、今更人に言えないで、そのままにしていて、そのうちにマアいいかとほったらかしにしている事って無いですか。
こうした時に、肩の力を抜いてお茶でもすすりながら、「是ってどう思う」と話せる部屋があれば良いなと思い、この部屋を作ってもらいました。
私が考えた事や、人に教えて頂いたことを少しずつ載せていきたいと思っています。批評は私に理解できるようにお願いします。