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在りし日の剣道よもやま話

投稿日:2012年2月28日 更新日:

24.2.21
 文責 髙橋

清田邦昭先生、鈴木先生、郡先生、清田(薫)先生、瀬戸先生と中華料理店にて

清田邦昭先生を囲んで、居合や剣道についてのお話を聞く機会があった。先生のお人柄から和やかで楽しい時間があっという間に過ぎてしまった。お話の内容を忘れないうちに書き留めておこうと思ったが、なかなか思い出せない。どうにか幾つかを思い出して、まとめてみたのが、この文章である。
ここに書いた他にも、清田先生の居合や剣道についてのよもやま話は尽きなかったが、既に私の体には酒がまわっていて、記憶に残っていないのが本当に残念である(いつものことであるが)。その様な訳で、ここに記した内容も正確でない恐れがある。他日、先生に改めてお聞きしようと思っている。

○刀を振り上げることについて
 ・刀は何のために振り上げるのかと言えば、切るためである。ただ当てるだけの剣道では物は切れない。ある意味で中学生や高校生よりも、小学生の方が正しい振りをしている。 
 ・刀を構えた時、両脇は自然と締まっている。両脇が締ったままの状態で振り上げ、その位置から振り下ろすのが、無理のない振り下ろしである。これが一番早い振り下ろしとなる。両脇を開いて更に大きく振りかぶる動作は、無理のある動作で、振り下ろしが遅れる。
○正眼の構えについて
 ・刀を握る左手親指の位置が正中線にあって、剣先を相手の左目に付けるのが、正眼の構えと教えられた。
○足捌きについて
 ・居合も剣道形も剣道も、足の指先を上げないでスーと出して、つま先から着地するのが正しい脚捌きである。…先生(清田先生が言った先生のお名前を忘れた)は激しい剣道の稽古をしていても足音が全くしない。刀を振れば分かる。踵から着地する足さばきでは刀を振り下ろすことはできない。
○三つの座礼の居合の形について
 ・左手だけを着いた座礼の形から抜く、両手を着いた座礼の形から抜く、両手を着いて礼を行った後で抜く。この三つがある。油断のない礼法が武道の本質である。
 ・全剣連の座礼では両手同時に着くようにしているが、武道としてはどうなのであろうか。
○美しい座礼
 ・座礼で首が折れたり背中が丸まると美しくない。座礼の最中でも相手を意識すると美しくなる。油断のない姿が武道の美しさか。
○「相手に遠く自分に近く」の意
 ・「肩の高さで腕を伸ばして切る」の意である。此の時が一番剣先が長くなる。
○居合の形の真意を理解させるには、説明が必要である。その内容は本来秘伝であるが。
○上段・八相・脇構に構えた時に猫の手は不可
 ・手首の緩んだ猫の手で構えていて、切る時に改めて手首が絞られるのであれば、構えたはじめから手首が絞られていなければならない。猫の手は切るための手の構えではない。

残念、記憶はここまで。

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私が考えた事や、人に教えて頂いたことを少しずつ載せていきたいと思っています。批評は私に理解できるようにお願いします。