■
人間形成の道 韓非子(その2)
韓非子(その2) 22.7.22 文責 橋
時代が変われば当然制度も変えるべきだと主張し、儒家の仁義の政治を古臭くて役に立たないと批判した韓非子は、次に君主に取り巻き法術を妨げている抵抗勢力を批判する。 君主は国を豊かにして人々を幸せにしたいと願い、賢者を招き百官の意見を入れ、賞罰を行い、善政を敷いているのに、思うように政治が行われていない。なぜかとの問いに、韓非子は、君主の周りには5種類の害虫がいて、これが君主の政治を妨害していると批判する。 では、続きを読んでいこう。
…つづきを読む
日時 2010年07月23日 13:43 |
固定リンク |
コメント (50)
|
■
有効打突について考える
22.7.13 文責 橋
○有効打突とは剣道試合審判規則に「有効打突は、充実した気勢、適正な姿勢をもって、竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるものとする」とある。これは有効打突の要件といわれている。この他に間合いや機会など要素といわれるものがある。 何を今さら「有効打突を考える」必要があるのか、有効打突の要件や要素は明確に示されているではないか、とも考えるが、では、有効打突とは何であろうか。 有効な打突とは、剣道の原点に帰ると「刀で切る」ことではないだろうか。 有効打突の言葉を分解すると、有効な打突、効果のある打突、すなわち竹刀を刀に変えれば、切ったり突いたりするのに十分な打突となる。 刀で切る時に、刃筋を真っ直ぐにして振り下ろし、物打ちで切るとよく切れることは体験でわかる。「打突部で刃筋正しく」のことである。
…つづきを読む
日時 2010年07月13日 01:36 |
固定リンク |
コメント (50)
|
■
人間形成の道
韓非子(その1) 22.7.7 文責 橋
<解説> 人間の本質を学ぶ書として、ある意味で東洋の韓非子(かんびし)、西洋のマキャベリは必読の書である。 韓非は前三世紀の初め、中国の戦国時代、韓王の庶公子として生まれる。韓非の思想の核心は「法術(ほうじゅつ)」である。秦の始皇帝(しこうてい)に呼ばれて、自説である「法術」を説くが、秦の大臣である李斯(りし)の計により囚われ、獄中で毒を飲む。前233年のことである。この韓非の残した書が韓非子である。 韓非子は、私の嫌いな書の代表である。荀子(じゅんし)の性悪説を更に人間不信までに押し進めて述べたものが韓非子である。人間性の善を信じ、誠の人であって始めて人に信頼されて大事をなすことができると確信している私としては、毒を含む韓非子は異端の書としてきた。 あえて韓非子を学ぶのも、韓非子の考えを以て我を致そうとする者から身を守るためであり、この考えを積極的に取り入れるためではなかった。 韓非子の考えを実践して戦国時代を制し、一旦は大帝国を築いた秦帝国が短命に終わったのも、この説が正しいはずがないことの証左であろうと考えていた。 しかしながら、「孔明泣いて馬謖(ばしょく)を斬る。」が韓非子の応用であるとの説を読んで、今までの固定した見方を少し変えてみようかと、読み直してみることにした。
…つづきを読む
日時 2010年07月08日 23:55 |
固定リンク |
コメント (50)
|
|
|
-プロフィール- 名前:トオル先生
こんにちは! プロフィールに写真を載せると言われたのですが、マンガにして貰いました。この方がピントはずれな事も平気で言えますので。 |
<<
2010年07月
>>
Su |
Mo |
Tu |
We |
Th |
Fr |
Sa |
|
|
|
|
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
31 |
|
|