■
兵法家伝書を読む(T)
柳生但馬守宗矩 21.11.30 文責 橋
1 兵法家伝書とは 宮本武蔵の五輪書と双璧を成すといわれている江戸時代初期の兵法書。柳生新陰流の基本的伝書の一つで、寛永9年(1632年)柳生但馬守宗矩が62歳の時に完成され、「進履橋(しんりきょう)」(目録)、「殺人刀(せつにんとう)」、「活人剣(かつにんけん)」(「無刀の巻」を含む)の三部より成る。 進履橋(しんりきょう)は、流粗上泉伊勢守から伝わった新陰流の目録で、「殺人刀(せつにんとう)」、「活人剣(かつにんけん)」は、上泉伊勢守が立てた習以外に、石舟斎宗厳、宗矩父子が工夫創案した習(ならい)の外の別伝として、新陰流の技法及び心法上の理論的体系を詳述したものである。 技術面については、構え・目付・神妙剣(しんみょうけん)・水月などについて詳細な記述があり、現代剣道においても大いに役立つが、なによりも技術の発現に伴う心の持ちよう、特に「病気」(いわゆる驚・懼(く)・惑・疑)の克服の仕方、心・気・身体(力)の統合の在り方などについての記述などは奥深く、大いに修練の参考になる。 柳生新陰流は今現在にも脈々と受け継がれている剣で、奧義はその稽古の中に有るのであって、門外漢が理解できるところでないことを承知しつつ、以下、内容について考えていく。 なお、詳細については、岩波文庫「兵法家伝書」(渡辺一郎校注)が刊行されているので手に取って頂きたい。
…つづきを読む
日時 2009年11月27日 23:31 |
固定リンク |
コメント (50)
|
■
審判法講習会に参加して
文責 橋 小林会長の挨拶の後、網代先生の講義と代表者(サンプル)による実技を通じた指導があり、その後、四組に分かれて審判法の錬成が行われた。網代先生、椎名先生、根岸先生、田島先生がそれぞれの組を担当して行った。 私は、たまたまサンプルに指定され、皆の前で最初に指導を受けることになった。有効打突の判断が難しく、30分に亘る指導は良い勉強になった。その後の指導もあわせ、私にとって目から鱗の事柄も多く、勿体ないので思いつくままに記事とした。
…つづきを読む
日時 2009年11月11日 11:10 |
固定リンク |
コメント (50)
|
|
|
-プロフィール- 名前:トオル先生
こんにちは! プロフィールに写真を載せると言われたのですが、マンガにして貰いました。この方がピントはずれな事も平気で言えますので。 |
<<
2009年11月
>>
Su |
Mo |
Tu |
We |
Th |
Fr |
Sa |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
|
|
|
|
|
|
|